日本での保険治療には金属を使用することが多いので
歯科では金属アレルギーについてよく質問を受けます。
私たちの体はほとんどがタンパク質でできています。
免疫機能はそのタンパク質に反応しているんです。
なので
金属そのものには反応しません。
口の中は常に唾液がありますよね?
金属が体液に触れることでイオン化し溶け出し
それがタンパク質と結合し変質します。
それが体内に入ることで
これは自分じゃない!と判断されてしまうと
体から排除しようとアレルギー反応が起こります。
歯科金属アレルギーを起こしやすいかどうかは
材質の種類によります。
保険に使用される金属はイオン化しやすいため
ある日突然アレルギー発症の原因になってしまうことがあります。
安価で治療を受けやすいことはいいことかもしれませんが
海外ではアレルゲンとなる歯科金属の使用を
禁止している国もあるんです。
当院ではセラミック治療と保険治療の両方を行なっていますが
患者さんと話し合って最終決定は患者さん自身にしていただいています。
一番は治療をしなくてすむように
ホームケアとプロケアで歯を守りましょう!